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七五三の話

 ここのところ、朝夕めっきり冷え込むようになってきました。季節は確実に冬に向かって進んでいます。みなさん、体調管理には十分注意して下さい。
 さて、先日の休みの日には七五三のお宮参りに出かけた方も多かったと思いますが、七五三といえば千歳飴が付き物ですね。千歳飴の起源は古くて、江戸時代、浅草で営業していた飴屋の平野甚右衛門という人がお宮参りに来るたくさんの人たちを見て、何か七五三のお土産で売れないかと考え、自分のところの飴を切らずに「長い・長く伸びる」=長生きの縁起物として、『千歳飴』とネーミングをし、袋にも鶴・亀や松竹梅などの縁起の良い絵を描いて販売したところ、これが大当たり。今では日本全国で七五三の風習として定着するまでになったものだそうです。
 当たり前の事だから、風習だから、こういうものだからと、納得してしまっては何も生まれません。バレンタインのチョコしかり、土用の丑の日のウナギしかり、こういった商魂と発想力は見習うべきですね。
 ともあれ、小さな子供達が晴れ着や羽織袴姿でちょこちょこ歩いているのを見るのはとても微笑ましい光景ですが、どうも隣りにいるお母さんの洋服代の方が高くついているような気がするのは私だけでしょうか。

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