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「花の父母」

昨日はシトシトと冷たい雨が振りました。桜の花も見頃を迎えていますが、花散らしの雨となってしまったのでしょうか。
春の雨は、花の芽を潤し育み、美しい花を咲かせるので、「花の父母」と呼ばれます。いくつになっても親はとかく、あれやこれやと口やかましいものですが、それもちょうど今どきの雨に良く似ているかもしれません。
花や木が美しい花を咲かせるには、色々な気象条件が大切ですが、特に雨は必要不可欠です。三月の強風、四月の長雨があるからこそ、美しい花が咲き、新緑に覆われる五月があるわけです。つまり、美しい花は快晴だけでは咲かないということです。こう考えると、春の雨は、もっと前向きにとらえなくてはいけませんね。
人生も、辛いことや苦しいことに耐えてこそ、心豊かな生活が送れるのです。そんな風に考えながら、口うるさい親に感謝しつつ、本格的な春が来るのを待ちたいと思います。

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