ノロウイルスに有効!ペットボトルを使った消毒液の作り方
ここのところノロウイルスによる集団食中毒のニュースをよく耳にします。ノロウイルスに対するワクチンはなく、治療法も輸液などの対症療法しかありません。
感染経路はほとんどが経口感染ですので、調理従事者が感染していた場合、汚染した食品を食べた人が集団で侵されることになります。死亡にはいたらないものの、感染してしまえば職場やまわりの人に多大な迷惑をかけることになります。
一番大事なことは、自分で出来る限りの予防をするということです。加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱する。二次感染を防止するために手洗いをする。これらのことを徹底するだけでも感染のリスクを減らすことができます。
調理器具や直接手で触れる部分などの消毒をする場合は、200ppm(0.02%)の次亜塩素酸ナトリウムが有効ですが、ここでは家庭で簡単に作れる消毒液の作り方をご紹介します。
【消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)を扱う時の注意点】
●使用するときは換気を十分に行って下さい。
●有毒な塩素ガスが発生しますので、酸性のもの(サンポール等トイレ用洗剤に多い)と絶対に混ぜないでください。
●皮膚への刺激が強いので、直接触れないようビニール手袋などを使用してください。
●皮膚に付着した場合は、直ちに大量の水で十分洗い流してください。
●目に入った場合は、直ちに大量の水で十分洗い流し、医師の診断を受けてください。
●消毒液は濃度が高いほどウイルスに対して有効ですが、金属が錆びたり漂白作用が強くなったりしますので注意してください。
●金属に使用した場合は、消毒後、水で洗い流すかふき取るなどしてください。